Caspian Ferry Route to Central Asia
カスピ海経由
現在ウクライナ問題によりTSRが使い難いケース、慢性的混雑や危険品の扱いなどでTCRが使い難いケースで代替えルートとしてトルコ、ジョージア揚げ、カスピ海ルートの需要が高まっております。同エリアからはロシア、イランを通らないルートとしてアジアからの代替ルートとなっておりますし、積地がインド、中東、欧州から中央アジア向けの輸送ルートの選択肢の一つとなっております。
カスピ海横断する方法としてCaspian Ferryサービスを利用致します。トルコ、ジョージアからアゼルバイジャンのAlyat(Baku近郊Ferry port)からKazakhstanのKuryk, Aktau向け、TurkmenistanのTurkmenbashi向けの2ルートが利用可能です。Kuryk, AktauルートはTurkmenistanを除く中央アジア全域向けが対象となり、Turkmenbashiルートは主にTurjkenistan向けが対象になります。
輸送モードとしてはカスピ海を介して鉄道＋鉄道+鉄道、トラック+トラック、鉄道+トラックなどの複数のモードとその組み合わせが活用して中央アジアの最終仕向地までの手配が可能です。この場合揚げ港まではコストの軽減のため船社バンを利用して揚げ港でデバンしてコンテナ、トラックに積み替える作業を行っておりますが、発地からSOCを使用すれば揚げ港でのデバンなどの作業は避けられます。
Alyatまでの輸送はトルコからですと主にトラックとなります、鉄道サービス(ジョージア経由)もありますがまだ安定感に問題があります。ジョージアからですと鉄道、トラック両方利用出来、船社バンから積み換え用の鉄道用SOCを現地で確保可能です。よって対応範囲が広いPOTI経由をお勧めいたします。
AlyatからのCaspian Ferryの手配は弊社Azerbaijan法人が現地で管理しておりますので安心してご利用いただけます。フェリーの運行会社はAzerbaijan Caspian Shipping Companyで鉄道フェリー(船内に列車が引き込み可能で貨車ごと積載可能)タイプのサービスとなります。この船には鉄道貨物、トラックが両方対応可能になっており現在Turkmenbashiには週に2船、Kuryk, Aktauには週に5船くらの配船があります。
RoRoタイプの船にはスペック様々ありますが鉄道貨車ですと船のサイズにより28-56ワゴン積載可能、トラックですと全長16.5mのEuro Trailerで30-60 台、トレーラーの実(13.6m)ですとさらに多く積載可能です。
Alyat port
Azerbaijan側のFerry portはBakuの南にありますAlyat港となります。
Kazakhstan、Kuryk port
Kazakhstan、Kuryk port
